第22回


場所:しんゆりリボンズハウス(NPO法人キャンサーリボンズ)

日時:2010年2月19日(金)10:00~12:00

職員参加者:看護師4人

患者参加者:22人

参加費:¥500.


(前回より半年以上経過)

リボンズハウスにて2回目開催。

聖マリアンナ医科大学病院グループとしてスタート。

リボンズハウスに勤務という形で関わって来て、徐々にリボンズハウスに訪れる方が増えてくると、クリニックの患者のみならず聖マリ関係者も多いことに気付きました。

聖マリアンナ医科大学病院グループとしないといけないのではないかと思いました。

先生がたはあちこちグループの病院へ出向いているということがわかったということもあります。

 

おしゃべり会という形は変わりません。

聖マリ関係者であれば誰でも参加できるという形にしました。

 

(アンケートより抜粋)

・様々なレベルの方のお話が聞けたのでよかった。やはりわかり合えるというのがよい。

・主人や子供がよく夕食を作ってくれます。家族と共に治療している感じがして心強いです。

・同じ病気の人とお話できて、発散できました。すぐに伝わるものがあり、又いろいろと勉強になりました。

常に心の中に病気があり、心が晴れません。しょうがないのですが。。。

・初めて参加させていただいて、気持ちが落ち着いたような気がします。

きょうのきょうまで抗がん剤をやるかどうか迷っていたので、この会に参加して気持ちが固まりました。やらないよりやった方がいい。。。この一語につきました。

・術後間もない方が多く、4年前の不安いっぱいだった自分を思い出しました。

今の自分も不安を抱えている。

年を取ってきたので「もう私がいなくても本当に困る者はいない。守らなければならない者はいない」と思うと気が楽になりました。あとは自分のために生きる。

・これから、自分がどうなるのかなーーとばくぜんと思い不安。

でも同じ人生なら楽しもうと思い、自分の気持ちをあげようと思っています。

今回入院して主人のありがたみ、やさしさ、等すっごい感じました。

今は母(私)がいなくても、家の事は何でもOK(笑)

・みなさんの体験談をざっくばらんにうかがえて参考になりました。

退院後も精神不安定でした。家族が優しくしてくれて嬉しかったです。

あとは、食生活や運動に気をつけて、考えすぎず明るくしていたい。

・家に閉じこもって一人で悪いことばかり考えているので、痛みがすっごく感じてしまう。今後、前向きに明るく楽しく生きていこうと思うようになった。

自分一人ではなく、同じ仲間がいるので!

 ・皆さんとお話ができたのは楽しかったです。

ただ、病状の近い方がおられなかったので、またそういう方と知り合えたら嬉しい。

・同じ体験をされた方の話を聞くのは有意義でした。

看護師さんが参加されて下さったのは、更によかったです。

・初めて参加したが全く知らない情報も知ることができて良かったと思います。

病院の待ち時間の長さには心身共に疲れます。

・子宮体がん検診を受けようと近所の産婦人科へ行ったところ

「聖マリで乳がんの手術を受けたのなら、そっちで検診を受けてほしい。またがんになったらそっちへいくんでしょ」と言われたとき、とても落ち込みました。

(以上)

 

いろいろな問題というか、社会情勢が浮かんできます。

病院は系列社会?

私も初めてこのような病気になり、スムーズに行かないことにぶつかります。

そういうことなんだ??という問題が浮かびます。

患者さんもそのような中を泳いで行かないとうまく行きませんね。。。

若い患者さん

年齢のいった患者さん

思いはそれぞれですね。。。

看護師さんの参加は病院に対する疑問が出てきたとき、その場で解決できるのがいいと思いながらやってきました。

それに何となく。。。話題が逸脱しない良さがあるように思います。ブレーキになるように思います。(慣れていない時は特に)

 

自分が病気になって周りが順調に回っていく。。。と患者は半分、疎外感を感じたりするように思います。嬉しいような。。。さみしいような。そこを乗り越えて行くんです。

病気を持ったことで生きることそのものを考えるようになるんじゃないかと感じています。

 

 

文責:古山惠子