12月10日(火)13:30~15:30 2名参加
がん患者会情報交換会
場所:神奈川県総合医療会館 5F 看護協会会議室
・講演:患者サポーターセンターでの取り組み
講師:出江 洋介先生
都立駒込病院 臨床検査科部長 患者サポートセンター長
・各患者団体活動紹介及び意見交換
・その他
・出江洋介先生のお話は、今現在行われている病院での患者サポーターについてのお話でした。
私としては、過去にがん患者団体支援機構に所属していて、初めて病院内にがん相談として入ったところなので、とても興味がありました。
始めに件数が発表されましたが、?と思いました。
内容は、とてもよくまとまっていたように思います。
印象に残ったのは「患者の自己決定権」と言う言葉。
・自分自身の自由な意思に基づく決定(自己決定)を経て医療は行われる。
・この自己決定権は現在の医療における最も根本的な考え方である。
これにより
インフォームド・コンセント(説明と同意)
医療者は患者に寄り添い、患者は「患者力」を高める。
ああ、やっとがん対策基本法が成立したころの理念に戻った。。。と言う気分を味わいました。
この言葉が出てくるってとても大変なことだと思います。
医療者として本当に寄り添う?と言う意思がないとなかなか大変なことのように思います。
医療者側の裁量に私たちは委ねなくてはならない時もあります。
大体、病気に対する経験値がそのものが違いますから。
それでも、この言葉をきちんと出して、自分はどうしたいのか?を考えることに、つながるように思います。
私としては、とても感激しちゃったです。(^^)
次は患者会情報交換会です。
17団体参加とありましたが、実際は15団体くらいでしょうか?
各、会の方からの活動紹介がありました。
みなさん、活発に活動していて、私たちは嫌になるくらいです。
新しく会があちこちに出来ている感じです。
みんなやる気満々です。。。
印象に残っている会
(公社)日本オストミー協会神奈川支部と横浜支部。
50年になるそうです。
大腸がんのオストメイトの会(人工肛門)
始めは横浜市立大学病院で立ち上げたと聞いています。
問題は、カミングアウトが進まないことだそうで、それが悩みのようでした。
それでも、最近はあちこちにオストメイト専門のトイレができて、私はすごいなあと思っています。市民権を得たような感じですね。
最近の悩みとしては、温泉施設などのスパで入場を断られたとのこと。
どの程度の広がりがあるのかよくわかりませんが、始めに入ろうとした人は勇気があると思いました。
何故って、私たちは乳がん患者。それについてはたくさんの先輩たちが悩みながら通ってきた道ですから。
それを知ることから始まったらいいのではないかと思いました。
大腸がんも征服する日が近いかな。。。と思いました。
実は乳がんと大腸がんはダブルの人も多いんですよね。
お役に立てる日が来るといいな。。。と思っています。
この会は第4回目だそうです。
少しづつではあっても、こうして重ねていくことが大切なのだろうと思っています。
文責:古山惠子