2016年7月10日
統合療法推進セミナー2016に参加してきました。
開場12:00
開始13:00
・演題:「ガン改善の栄養療法」
講師:西台クリニック院長 済陽高穂先生
・演題:「老いを幸福に生きる」
平田口腔顎顔面外科腫瘍内科
がんヴィレッジ札幌 院長 平田章二先生
済陽先生のお話について
(以前、余命告知された友人のお見舞いに著書を持参したことがあって、直接お声を聞くまたとないチャンスと思いました。(お見舞いは、他に水3本)
著書は役立ったのかどうかはよくわかりません。
その友人は、余命告知後あちこち他の病院で保険治療ではないものを一通り試して、さてでは、病院の中に出来ていた緩和ケア病棟に移ろうかと思っている矢先でした。
その前に、娘の結婚式だけは出たい、と言っておりました。
結局、彼はその後、他の病院に移り2~3年は頑張ったと思います。
もちろん、結婚式も出たのでしょう。お孫さんも自分の腕の中に抱くことが出来たのではないかと思います。。。)
・ガン改善の栄養療法
健康・長寿の礎;食事
「食べ物をくすりとせよ」
「体を痛めないこと」 ヒポクラテス(BC460~377)
「養生を旨とせよ」 貝原益軒
癌・高血圧・心臓病・糖尿病・メタボ・リウマチが改善
がん治療の心がまえ
1.食事による予防(一次予防)
2.がん検診・早期診断(二次予防)
3.三大療法・早期治療と共に食事の改善
4.再発・晩期がんには”食事療法”(三次予防)
(済陽先生の当日のレジュメより抜粋)
講演内容は今までの歴史に加え、全体的に俯瞰した上で、食事についての中味がぎゅっと詰まった濃い内容だと思いました。
著書も何冊か読ませて頂きましたが、具体的なメニューがあったり、患者にとっては希望の持てる内容だと思います。
平田先生のお話
きみまろ?のような本当にお話が面白くて楽しい先生だと思いました。
パンフレットには西洋医学に加え、東洋医学や補完代替医療を合わせた統合医療を行っている、日本で数少ない病院です、とありますがどのような治療かはよく分かりませんでした。
先生のお話の中で記憶に残っているのは、始めは先生のところに行っても何もしないんだそうです。だから患者さんは怒り出す方もいるようです。先生と会ってお話をする、それだけのようでした。。。そこの中から何かを見いだす?そこから何かをつかむ方がいるということが伝わって来ました。
多分、ほかの病院に通っている方が疑問を感じてここに来るのだろう?と思いました。
それはがん治療なのだと思います。がんは、自分の生き方を考えさせる病気のように思います。それで納得出来なかったり、自分はこれでいいんだろうか?と思う方が行くんだと思います。だから具体的な何かがないと怒り出す?それでもそこから何かをつかむ人がいる?
自分の寿命をどこで納得するのか?何が行けなかったのか?等々思うのではないかと思います。
「老いを幸福に生きる」これなんだろうな。。。と思いました。
きっとその先にここの独自の治療があるのかもしれません。
(個人的感想です。(言葉の)言外を感じるとそのようなことかと思いました。)
この日は、こちらのスポンサー?が健康食品?を扱っている所だと思ったので、そちらのPRが主体かな?と思ったのですが、そうでもなかったです。
確かに気になるお話は資料としてあったのですが。。。それぞれが考えて答えを出すもののように思います。
過去に代替医療と言われるものの講演会に何度か足を運んだことがあります。
結局はそれだったのかと思うことも多く、今回もそうかも。。。と思いつつ参加したのですが。
がんビジネス?と言われるものに捕らわれの身となるのか???難しいところですね自分の財布との相談か???
何かが伝わると私も嬉しく思います(^^)
こういう所に行くと、いろいろと今までがんについて活動してきたつもりでいましたが、済陽先生以外は私の全く知らない方ばかりです。別世界ですね。。。
西洋医学一辺倒で治験とかEBMとか言っている人は、絶対行かない所?かと思いました。
(どこへ行っても大抵誰かをお見かけしたり、お会いするのですが。。。それが一切なかったです。あれ~。。。???違うところに来ちゃったかな~。。。と思いました。代替医療でもお会いしたりするんですけどね。)
でも、お二人の先生のお話を聞くことが出来てよかったと思っています。
文責:古山惠子