ファシリテーター養成講座  3月16日

3月16日 ファシリテーター養成講座に参加してきました。

私自身はマリア・ビバーチェそのものを立ち上げた人間なので、そのいきさつ等いろいろわかってやって来たと思っているのですが。。。失敗もたくさんやってきました。(^^;

 

2,000年5月に告知を受けて、2001年12月に患者会の第1回(まだ名前も決まっていない)を開催しています。

その前に乳がん患者専用のメーリングリストTeddybearに入って、その中で患者会を作ろうという話題で盛り上がったことがあって、私の中で一気に患者会作成に動いたと思っています。

もちろん、その前に同じ病院内でお友達になった人達がいて、Teddybearと同時に盛り上がっていたことがありました。まだまだ、患者会と言う形にはなっていませんでしたが食事会や紫陽花散策などその時々でつきあってきました。

 

元々、病気になる前は「聞く仕事」をしていました。テープ起こしです。

その中でやっていることはとても参考になりました。

マーケットリサーチの仕事ですが一つのテーマに絞って、あれこれみんなで話すといろいろなことがわかってきます。

(お仕事は進行するためのフローがあるので、きちんと進みます。)

 

Teddybearでは患者会を作ることが盛り上がったこともそうですが、その後VOL-netと言うインターネットの団体が出来ました。私も当初から入っています。

その中の代表が心理学のお勉強の為にもう一度大学に入りました。

そこで教わってきたことを教えてくれました。

それがファシリテーターです。

グループでの話し合いの時にその中で整理や進行役をする人ですね。。。

時には脱線したり、お話が思わぬ方向へ行ったりしますが、それを調整する人ですね。。。

 

それを知っていたので私としては始めの一歩に戻った気がしました。

そのつもりで覚悟はしていたのですが。。。

 

約束事も患者会には独自のルールがありますが

マリア・ビバーチェのルール(会則)は誰が作ったのかと問われれば、はい、私が作りました、です。

長いことやって来て、自由に話が出来て情報交換が出来ること。しかも責任の所在がはっきりしていること。

そう言うことが「自己責任」と言う言葉に集約されると思っています。

 

患者サロンと言う言葉もなく

がん対策基本法などもなかった頃ですから、法律と同じくがん患者相談のようなもの欲しいと要望を出しています。

今は至るところにそのようなサロンが出来て驚いています。

それなりに皆さんが活動しています。

それなりにリードする人の味?と言うようなものがあるように思いました。

そのような人達と出会えたことにはとても感謝しています。

 

さて、グループワーク。

シナリオがとてもよく出来ていました。

大きな封筒の中にそれぞれの患者のプロフィールが記されている紙が入っていてそれをくじのように引きます。

その役を演じなければなりません。

私のグループは9人?いたように思います。

1人がファシリテーターをやります。登場人物が多彩で現実にはあのようなことは滅多にないと思いました。

だんだん、やっていく内に涙ぐむ人もいてとても臨場感たっぷりだったと思います。

 

私もやりましたが、私は吹き出すことを必死に我慢して臨んだのですが、そう言う人は確かにいるとか言われて。。。困ったような。。。私自身は不謹慎だなと思いました。

みんながある程度安定している患者の集まりなのだと思いました。

悩みは一緒だな。。。と思うことも多々ありました。

 

答えが出ないことをやると言うこと。

かといって、医療知識そのものがないと抱えている問題は全く見えてこないだろうと思いました。そこが難しいところだと思います。時間薬だけではないこともあるだろうなあ。。。と思いますから。

がんは、細胞そのものの病気だと言うことが混乱を招くんですよね。。。

だから人間を「知る」ということは大切なことのように思っています。

 

同時に医療分野の治療がものすごいスピードでどんどん進む。。。

だから、話せばよいと言う結論に至るのかもしれませんが、どうなんでしょ???

 

神奈川県に住むようになって、早47年になります。

何とか自分がこれまでやって来たことを恩返しできたらと思っていたのですが、もういいかな。。。と言う気持ちになりました。

マリア ・ビバーチェはこのままやっていく所存です。

自然体で関わっていけたら。。。と思っています。

 

 

文責:古山惠子