市民公開講座 がんと共に生きる時代の治療選択のヒント~放射線治療を中心に~

5月11日(土曜日)13:00~15:30

場所:ハマギンヴィアマーレ

がんと共に生きる時代の治療選択のヒント~放射線治療を中心に~

 

内容が放射線治療を中心に、と言うことだったのでそのような内容でした。

大船中央病院の医師たちが中心だったように思います。

 

受診する際や、治療を決定する際の基本的事項はあまり変わりないように思いました。その注意事項が示されていましたが、治療がたくさんある分、個人個人で違うと言うことのように思います。

その上で、標準治療が必ずしもいいとは限らない、と言うことが印象に残りました。

 

放射線治療:

体幹部定位放射線治療:SBRT

強度変調放射線治療:IMRT

(これについては動画をみないと説明しずらいものがあります。)

 

例として、前立腺がんをあげていましたが

上記のほかに、手術、小線源などがあり、それぞれメリットデメリットがある。

もちろん、年齢やその人の価値観(考え方)、その状態など選択するにはいろいろあって、医師とのコミュニケーションが大切であること、セカンドオピニオンについても説明がありました。

面白いのは、それぞれの治療選択には、持っているその人の性格があって、なぜかそれぞれ分類ができるという説明でした。

 

乳がんについては

放射線中心と言うことのようで、例えば、リンパ節は取らないで放射線を当てると言うことでした。。。その前には化学療法もするのかもしれません。

その方が術後の後遺症(リンパ浮腫など)を軽くできるという考え方のようでした。。。(ホントかい?と思いました)

再建が保険適用になったことで、乳房切除が多くなってきていると言うことでしたが、インプラントによる再建は、もしもの場合、放射線と相性が悪いと言うことのようで、自家組織による再建をしていると言うことでした。

(ここでも、ええ~~っ?と思いました)

 

局所進行乳がんによる所属リンパ節照射など

放射線科医の腕の違いがある。。。と言うことでした。

身体になるべく負担のない、リンパ節をたくさん取らない、腕が上がらないなどの副作用がないようなものを目指しているとのことでした。

 

3門照射(3方向から、という意味でしょうか?)は、放射線科医の腕の違いがあるとのことでした。

 

個別化医療は今後、進むだろうということでしたが、劇的な薬はない、という言葉が印象的でした。

 

陽子線(つくば、国立がんセンター)、重粒子線(群馬大、放医研、神奈川がんセンター)などいろいろありますが

いずれもある場所が限られていますね。。。

(陽子線は福井にもあるんですよ。。。私のところに乳がん治療のパンフレットが送られてきています)

 

重粒子、陽子線といろいろあるが

放射線医師はx線を選ぶだろう。。。???と言うことでした。

(何、それ。。。と思いました。どこにでもあると思いますが)

 

神奈川県民としては重粒子線治療施設がある神奈川県立がんセンターのことが気になりました。(トラブルのニュースだけは聞こえてきます^^;)

 

大船中央病院は放射線に力を入れている?と言うことはわかりました。

患者の個別化もそうですが、病院の個別化と言うか、取り揃えている医療機器で、得意とするのも違うんですね。。。

患者は自分はどうしたいのか?

それで選ぶ病院も違ってくるんだろうなと思いました。

SBRT、IMRT?だったかな

それを探して遠いところからいらした患者もいたそうです。

 

新しい治療と言うのは生存率など蓄積されたデータと言うのがない、と言うことでした。

だから、それをどのように捉えるのかだろうなあと思います。

 

 

私が記憶に残ったものを書きました。

間違いなどがありましたら、どうぞご指摘ください。

maria.nk@hotmail.co.jp

080 6534 7090

文責:古山惠子